自動車保険の任意保険とは?
自動車を所有する場合、交通事故を起こして他人を死傷させるリスクに備えて、対人賠償を補償する自賠責保険に加入しなければなりません。強制加入の自賠責保険に対して、任意保険は、対物賠償や自賠責保険でカバーしきれない高額の対人賠償を補償する保険です。このほかにも、無保険車と事故を起こした場合に備えて、運転者や同乗者が死傷した場合に補償される搭乗者傷害保険もあります。さらに、他車運転特約を附帯すれば、マイカー以外の車を運転していた際に起こした事故についてもカバーされます。事故の原因について自分に過失がないときは、保険会社が交渉の代理人をしてくれません。しかし、弁護士費用特約を附帯しておけば、弁護士に代理人を依頼しても、高額の弁護士報酬をカバーしてもらえます。

任意保険の保険料について
任意保険には、様々な割引制度があり、自分に適用される制度を利用すれば、かなり保険料をおさえることが可能です。インターネットで申し込みをすると、10000円割引を受けられる任意保険もあります。また、紙媒体の契約書を作成せず、デジタル契約書だけにとどめれば、数百円の手数料を浮かせることもできます。そして、無事故の経歴が長く優良運転者としてゴールド免許を獲得し、ノンフリート等級で最高の20等級を得ていれば、保険料の割引を受けられます。さらに、走行距離が年間5000キロメートル未満という風に短い場合も、保険料が大幅に割引されるでしょう。運転者に年齢制限をつけたり家族に限定したりするほか、運転者を本人限定にすると、保険料がおさえられます。このような割引制度を重ねて利用すると、年間保険料を40000円以下におさえることも難しくありません。